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走れる薬剤師*経営者たっけさん

こんにちは!”自分らしく、楽しく、おもしろく”働く、全国の医療従事者を紹介するメディア、「Pharma Trip」です。

今回は、株式会社バンブー代表取締役としてさまざまなメディア・企業を経営しているたっけさんにお話を伺いました!

走れる薬剤師*経営者、たっけさん

ーーこんにちは!まずは簡単な自己紹介からお願いします。

こんにちは、よろしくお願いします。

2008年に大学を卒業し、3年くらい名古屋でMRとして働いていました。
その後東京に戻ってきて、2年ほど薬局薬剤師をしていました。

今の会社を設立したのは、2012年。最初は薬局スタートでしたが、現在は美容事業や介護事業など、幅広く手がけています。

美容事業はヨガスタジオと女性用エステサロン、男性用美容脱毛サロンを行なっており、介護事業は訪問介護とデイサービスを運営しています。

あとは、SNSを駆使して「みんなで選ぶ薬局アワード」というイベントを開催しています。

【「みんなで選ぶ薬局アワード」とは】

薬局の素晴らしい取り組みを世の中に知ってもらう」という理念のもと、

  • 一般の方に、個々の薬局の取り組みについて知ってもらう
  • 薬局の素晴らしい取り組みを紹介することで、他の薬局へ道標となるような影響を与え、お互いに高め合う

などを目標に開催しています。
(前回のイベントについては、下の画像リンクからご覧ください!)

ーーTwitterの「みんなで選ぶ薬局アワード」のイメージがすごく強いので、勝手に薬局経営者さんのイメージを持っていました……!

そうなんですね!会社は設立してもうすぐ10年になります。
学生の頃から、将来的には「会社を設立したい」と思っていたんです。

今の会社を設立する前にも、薬局勤務をしながら東京でイベント会社を立ち上げていました。最初の起業は26才くらいの時で、趣味程度でやっていましたね。高齢者のパソコン教室とか。あとは講演会やイベントを企画していました。

2014年ごろは、薬局勤務をしながらライター業務、医療系コラムの執筆もしていたんです。
今は自分での執筆は少なく、監修業務が多いです。ライター経験があるので、書くことの大変さは知っています。笑

ーーそうだったのですね。起業やライター、様々なことに挑戦していてすごいです……!

【たっけさんの過去執筆記事はこちら】

「みんなで選ぶ薬局アワード」をはじめた理由


ーー「みんなで選ぶ薬局アワード」を行うきっかけはどんなことだったのですか?

「みんなで選ぶ薬局アワード」を始めたきっかけは、2016年ごろに「株式会社カケハシ」を創業された中尾さんとお話ししたことです。「業界の中だけでなく、薬局の取り組みをもっと一般の人にも見える化できるといいよね」という内容を話していました。

薬局勤務を通して「患者さんって、どこの薬局でも一緒だと思っているんだ」とか「薬局の薬剤師は、何をやっているか分からないんだ」とかを感じていて。自分は、それはなんとなく嫌だなと思っていたんですよね。

学会や勉強会に行くと、すごい医療者はたくさんいる。すごい取り組みをしている方もたくさん知っている。それをもっと一般の方にPRできる場所を作りたいと思うようになりました。

全国からすごい取り組みを集めて、皆に発表してもらったら広まっていくのでは」と考えたことが、スタートのきっかけです。

ーーなるほど……。
今私の周りにいる人は医療従事者以外の方が多いのですが、一般の方に薬局について知っていただくのは難しいなと感じることも多いです。
この「みんなで選ぶ薬局アワード」を通して、一般の方にもPRできるのは素敵だなと思います!

ありがとうございます。
次回10月も、たくさんの面白い素敵な薬局さんが登場するので、是非ご覧ください!

人生を考えたきっかけ、ターニングポイント

ーーたっけさんにとっての「ターニングポイント」はいつでしたか?

何個もターニングポイントはあったと思うんですけど……1番は大学3年生の時ですかね。「これがなければ起業していなかっただろうな」と思います。

就活をやろうと始める時期に「就活ってなんだろう」と、医療関係なく就活向けのグループディスカッションをするセミナーに参加したんです。
他の大学の人とすごく仲良くなって、色んな目標や夢を聞いて。ふと自分を見たときに、「このまま薬剤師になって、自分は楽しいのかな」と分からなくなってしまったんです。

自分が今まで考えていたことが、全部真っ白になったんですよね。
「じゃあ何をやろうか?」と心から考えた時が、ターニングポイントでした。

自分が参加したイベントは、表向きは就活セミナーだけど、実は学生に「夢ってなんだろう?」「仕事は、何かやるためのひとつのツールに過ぎないよね」と問うようなコンセプトがあって。それにまんまとハマりましたね。笑

就活後は、そのイベントを運営する学生団体の副代表になりました。そこからイベントを企画するようになりました。

ーー今につながる、大きなターニングポイントだったんですね。

今後の夢、やりたいこと

ーーたっけさんにとっての「夢」とはなんでしょうか。

人に輝きを与えること」ですね。

学生の時に、この夢が自分の中にすんなり落ちてきて。今やっている業務も、全部通ずることかなと思います。

やってきたことと、自分が持っている資格が生かされて「みんなで選ぶ薬局アワード」につながっています。

ーーたっけさんは、現在他にはどんな業務をされているのでしょうか?

Mediencer」という会社のオーナーもしています。
薬局アワードも一般社団法人としてやっているので、表には見えていないですけど、いくつかの法人理事もやっていますよ。
自分はひとつの企業にこだわらず、色んな企業と働いている「パラレルワーカー」だと思っています。

ちなみに「Mediencer」という会社名は、「Medical」と「インフルエンサー」を掛け合わせた造語です。

今ってYouTuberなどSNSを使っている医療従事者の方って多いじゃないですか。そんな方がもっと輝ける場所を作りたいと考えています。
企業とのマッチングやイベントの招待という「仕事を生み出すこと」をやっていきたいです。

辛かったことや失敗したこと

ーーたっけさんにとって「1番辛かったこと」「失敗したこと」はありますか?

しょっちゅう挫けてますよ。笑
基本的に、辛いことの繰り返しな気がします。

大きな失敗はたくさんあるけど、結果的に「失敗」ではないので。その経験を機に自分が学ぶものがあるので「失敗」という感覚はあまりないですね。

大きな失敗といえば……一時期、Web制作会社の立ち上げに関わっていたことがあるんです。
今まで業務したことがない内容だったこともあり、案件を炎上させてしまって。相当なリスクを負ってしまいました。

その経験から「やってもいいけどやるなら本気でやらなきゃダメだな」というのは学びました。小さなミスが命取りになりますね。

後輩薬剤師へひとこと

ーー後輩に向けて、たっけさんが伝えたいことはありますか?

これから少子高齢化や人口減少が、2025年、2050年とものすごい勢いで進んでいくと思います。

そんな中今まで通りのやり方で進んでいくと、必ずうまくいかなくなる時代が来ると思っていて。もちろん社会保障制度も、今のままだと崩壊していくし今のままだと保てない。医療体制も介護業界も、今までとは変わっていくと考えています。

そういった中で、自分たちが今後何ができるのか・どういったふうに地域に関わっていけるのか考えていくことが大切なんじゃないかなと思います。

今までと同じやり方は通用しないから、皆どんどん新しいことをやろうよ!」っていうのを伝えたいですね。

インタビューを終えて

パワフルで、たくさんの挑戦をされているたっけさん。
いくつもの仕事を掛け持ちする行動力と、柔らかい物腰のギャップが素敵な方でした!

mai
次回の「みんなで選ぶ薬局アワード」は10月です!

たくさんの面白い素敵な薬局さんが出られるとのこと。今から楽しみですね✨

たっけさんのSNS
mai
そして、このインタビューできっかけが生まれ、医療介護メディア「ケアくすり」の編集長をさせていただくこととなりました。

現在、薬剤師ライターさんが一般の方に向けたわかりやすい記事を執筆してくれています。
興味のある方は、ぜひご覧ください!

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メディア運営・編集

京薬卒、(株)Medited代表取締役。 医療・取材ライターや医療系介護メディアの編集長業務、キャリアスクールでの講師メンター業などを経て2020年よりオンライン動画講座「医療ライターのはじめかた」メディア「MediJump」の運営を開始。2022年より医療×Webクリエイターの交流コミュニティ「MediWebラボ」をスタート。2023年に法人化し、経済産業省JStarX起業家プログラム等に採択。「医療資格は、ずっと味方」をテーマに活動しています。