インタビュー記事

フリーランス薬剤師支援プロジェクト「鶏口計画」代表、的場さん

こんにちは!”自分らしく、楽しく、面白く” 働く、全国の薬剤師たちを紹介するメディア、「Pharma Trip」です。

今回は、薬剤師求人サイト「エージェントメディコ」を経営し、フリーランス薬剤師支援プロジェクト「鶏口計画」を設立した、薬剤師の的場さんからお話を伺いました!

フリーランス薬剤師支援プロジェクト「鶏口計画」を設立したきっかけや、現在の働き方・今後の夢などについて、詳しく教えていただきました。

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鶏口計画には友達の薬剤師さんも参加していて、「楽しく自由に働ける」と話していたので気になっていました!

フリーランス薬剤師支援プロジェクト「鶏口計画」代表、的場さん

photo by 的場さん

 

ー初めまして!今回はインタビューを受けてくださりありがとうございます。

初めまして、よろしくお願いします。

薬剤師歴は今年で13年目。バイクを作ることが趣味です。

父が薬剤師だったことから、薬学部を目指しました。

実は僕は、薬学部在学中に「薬でしか関われないのは魅力が薄い、介入できる幅が少ない。医療の核心に触れられるお医者さんの方がいいなと感じていました。

卒業後は薬局でアルバイトをしながら、学部編入という形で4年ほど医学部を受験していました。

結局医学部は受からなかったため、諦めてアルバイトを続けていたのですが、仕事にはあまり身がはいりませんでした。

その後「とりあえず、楽しいことがしたい!心機一転薬剤師として働こう!」と親戚のいる沖縄で病院薬剤師をしていましたが、

ある程度働いてみると「あれ、この仕事って、なんで薬剤師がやってるんだろう」「薬剤師じゃなくてもいいんじゃないか」ということを考えるようになってしまって。

病院の狭い世界で対立するのもいやだなあ、と思いがら働いていました。

その後調剤薬局で働いたのですが、狭い世界の中で事務員や社長と意見が食い違ったりして、「どこに行っても一緒だな」「もっとサッパリ楽しく働けないかな」と思うようになりました。

photo by Unsplash

 

ー自分の中でモヤモヤした気持ちが残っていて、働き方に悩まれていたんですね。

そうですね。
そんな時に、沖縄のバイク仲間で保険屋さんの屋比久さんという人と関わる機会があり、働き方を考え直すようになったんです。

屋比久さんは、保育士が夢だったけど途中で違和感を感じ、学校卒業後タイで料理人をしたり東京でカフェの店長をしたり、異色の経歴を持つ方でした。

屋比久さんに出会って「自分から見たら学歴もそんなに無いけど、そんなこと関係なく楽しく働いていて羨ましいな。」と感じて、自分の中の価値観が全部崩れていったんです。

「自分は医者になれなかった」とやさぐれていたんですが、それがバカらしくなった。

屋比久さんみたいに、めちゃくちゃ楽しく稼げるようになりたいと思って、「独立しよう」「好きなことをやっていいんだ、なんとでもなるんだな」と考えるようになりました。

今は、肩の力を抜いてリラックスして、楽しく働きたいと思っています。

自分のプロジェクトで働いてくれてる薬剤師さんたちも、楽しく働いてほしい。そういう環境作りを手伝う側になりたいと思って、「鶏口計画」を立ち上げました。

「鶏口計画」について

 

ー「鶏口計画」について、具体的に教えていただきたいです!

鶏口計画は、経営している転職仲介事務所「エージェントメディコ」の中のひとつ、フリーランス薬剤師支援プロジェクトの名称です。

比較的短期間の求人先にフリーランス薬剤師をマッチングさせ、就労してもらう職業紹介の形態を取っています。
人材派遣と似ているのですが、あくまで短期の求職者を薬局に紹介しています。

人材派遣業の許可を得るには非常に高いハードルが設定されており、私は職業紹介業の許可だけ取っています。

ーなるほど、ありがとうございます。
 ところで「鶏口計画」とは、どういう意味なんでしょうか。

鶏口牛後」っていう故事成語があるんです。「大きい組織の末端にいるよりも、小さい組織の頭にいた方が、何倍もいいんだよ」「大きい組織にいるだけが幸せじゃないよ、楽しくやっていこう」という意味が含まれています。

僕もトップだし、登録してる薬剤師さんひとりひとりがトップ。働きながら、好きなことも楽しくやってほしいと思っています。

ー詳しくありがとうございました!

人生を考えたきっかけ/ターニングポイント

photo by pixabay

 

ー今までの人生を振り返って、ここがターニングポイントだと思う時はありましたか?

沖縄に行って病院薬剤師を始めたときかな。

心機一転、全部まっさらな状態から始めようと行動に移せた。
一番自分の殻を破れた瞬間だった。

あとは、自由な生き方をしてる屋比久さんに出会えた時。

丸坊主でレイバンのサングラスをかけて、「チーッス」って言ってた。笑

思い立ったらすぐ行動する人で、僕が2.3日悩むようなことを「よし、やるぞ!」ってすぐ決める人だった。考えるより先に行動することが新鮮だった。

行動派で面白い人って、とりあえずやるタイプの人。そうあった方が楽しいよね。

辛かったことや失敗したこと

photo by 的場さん

 

ー今までを振り返って、辛かったことや失敗したことがあれば教えてもらいたいです。

個人でやってる小さい会社なので、薬局から相手にされないことが多くて辛かったな。

有能な人材を紹介できるのに、新参者だからっていうだけで門前払いにされて、「営業ってこういう辛さがあるんだ」と思いました。

ーそこからどう乗り越えてきたんでしょうか。

「飛び込みっていうのは無理がある。ツテを辿ろう。」と考えました。卸の仲がいい友達に「人手が足りなくて困ってる薬局があれば、紹介してほしい。」と頼んで、繋がりを作ったんです。

今は薬局から薬局へと口コミが広がって、お仕事をもらえるようになりました。

最初の一歩は大変だけど、信頼って電波していくんだな、と思っています。

現在の働き方

photo by Unsplash

 

ー現在の主な働き方を教えてください。

紹介業の資格を持ってるので、転職仲介業をするのが主な仕事です。

でも、薬局からは仲介料をもらっていません。働いてくれてる薬剤師さんに回すようにしています。

そうしたらフリーランスの剤師さんもお給料が増えるし、楽しく過ごせる。

ーフリーランスの薬剤師としてはとても嬉しいですが…でもそうしたら的場さんはどうやって収入を得ているんでしょうか…?

薬局の転売もしてるので、自分の稼ぎはそこから得ています。

あとは企業に向けて屋比久さんと保険の紹介をしたり、自分も薬剤師として現場に立って働いたりしています。

ー今は何名くらい薬剤師さんは登録されているんでしょうか。

少ないですよ、10人くらいかな。実際に稼働してくれてるのは、7人くらいだと思います。

コロナもあるし、今はなるべく東北に限局して活動しています。

今後やりたいこと

photo by Unsplash

 

ー今後「こうなりたい!」と思い描くものはありますか?

日本はとてもいい国だからこそ、税金のことを考えなくても生きていけてしまう。

でも、どうやって税金を納めているのか、自分が何を払っているのか考えていかないと、経済状態が傾いたときに、道筋を立て直せないんじゃないかな

今後は登録している薬剤師の子の確定申告を指導するなど、自立した人間を育てていきたいと思っています。

そして、東北だけじゃなく関西だったり九州だったり、色んなところで自立した人間が増えて「鶏口計画の和」が広がればいいな、と思っています。

楽しくないと、人生じゃない。

しっかり働いて、しっかり遊ぶ薬剤師が増えるといいよね。

後輩たちへメッセージ

ー最後に、後輩の薬剤師へメッセージをお願いします!

世界は広いぞ。

お前の見ている医療業界だけが世界じゃない。

肩の力を抜いたら、なんとでも生きていけるからね伝えたいです。

ー過去の自分自身にも繋がる言葉ですね。ありがとうございました!

インタビューを終えて

医学部編入にチャレンジしたり、最初の正社員の入り口が沖縄だったり、他の人とは違う道を進んでいく的場さん。

どんどん自立した、楽しく生きる薬剤師を増やしていってほしいです!

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楽しく過ごすために働き方を選べるのは、とても嬉しい。

私も興味が湧いてきました!

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